真実はひとつではない

週末、「ウクライナ・オン・ファイヤー」に日本語字幕がついたものがYoutubeにあがっていると聞き、ひとり夕食をとりながら自室で観ていた。

 

めちゃめちゃ美味しいはずのIPAを片手に観ていたのが、正直、味を覚えていない。

ビールを飲みながら観るようなものでなかったな、と少し後悔した。

 

ウクライナ・オン・ファイヤー」はオリバー・ストーン監督による2004年のカラー革命、2014年以降のウクライナ問題を微細に追ったドキュメンタリー映画だ。

 

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内容は西側マスメディアの報道だけみると、2014年のマイダン革命は「民主主義の勝利」として報じられている。が、果たして本当にそうだったのか?というストーリー。

 

マイダン革命当時、ウクライナの大統領だったヤヌコーヴィチが親露派なのは事実だろうが(ロシア寄りとされているウクライナ東部の出身)、当時の選挙においてヤヌコーヴィチは民主的に選ばれた大統領だったこと。

欧州安全保障協力機構が選挙に問題がなかったことを認定している点からみてもそれは明らかということ。

政権転覆プロジェクトの実行部隊トップは、米国国務省次官補だったヴィクトリア・ヌーランドだったこと。

2014年以降のウクライナ政権は実質米国の傀儡政権なのではないか?ということ。

 

当然、いま起きているロシアのウクライナ侵攻と無関係ではない、どころではない。

連綿とつづく歴史の結果の一端なのだ。

 

マスメディアの報道に普通に接しているだけではみえてこないもの、知れない情報がたくさんある。

数多の情報が錯綜するなか、真実はひとつでないとあらためて感じる。

 

マスメディアへの不信感は今に始まったことではないけれど、距離をとったり、一歩引いて接する必要があるとあらためて思う。

 

2022/03/21 追記

↑ではったURLの動画が削除されていたぽいので今日現在みれるほうを貼っておきます。

 

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