昨日TSUTAYAでたまたま手にとったWIREDが人工知能の特集号で、いろいろ読んでいた。その後別の棚で東城百合子の「家庭でできる自然療法」を見つけて、思わず買った。
電子書籍はまだでていないようなのだけれど
(他に電子化されている作品もあるので、出版社の意向じゃないかとは思う)、
これは実家に同じ本がおいてあって、
家においてあれば絶対役立つだろうとおもって買ってしまったのだ。
(生姜湿布とかかなりめんどくさそうではあるけど。)
それで、A.Iが発達した未来を色々想像していたのだけど、
シンギュラリティが起きた未来でも東城百合子さんに代表されるような
自然療法は継承されているだろうか。ということを考えていた。
引き継がれないような気がする。
AIが高度に発達した未来ではナノボットが開発され、
血中に必要な赤血球も血液でなくナノボットが運ぶのだという。
要するに、血液を送り出す心臓が必要なくなるのだと。
どういうことだろう?
心臓が停止したりすれば血が止まるから、
血や酸素が体内に行き渡らなくなるから人は死ぬ。
子どものころに教わった。常識ではないか。
脳はスキャンし保存、アップロード、再生ができるという。
感情・記憶・思考パターンから体を動かす癖までその人のあらゆる要素が
別の体を与えさえすれば再現できるのだという。
魂ってなんなんだろうねっていう世界。
そのうち臓器ドナーの意思確認みたいに脳のスキャンを望む望まない、みたいなカードをみんながもつ世界がやってくるのだろうか。
そして本人は望んでいないのに家族が望み、金をエンジニア
(もはや医師ではなくAI移植専門の技術者がいるのだろう)に支払ったがために
別の体でもって再現されたお父さんが
「なんでオレを復元したんだこのやろうばかやろう!」って
怒り出したり、色々新たな課題や問題が起こるのだろうか。
でもその頃にはAIも発達してるから対策というか対処も当然考えられていそうだ。
全員が復元済みの人、みたいなSF家族も現れるのだろうか。
残った細胞から元の体も再生できるのであれば、同じ体で同じように生きる人も現れそうだ。
なんだかよくわからくなってきた。
人口はどうなるのだろう。
シンギュラリティが起きるのは2045年と言われているので、
ぼくもまだ生きているかもしれない。
シンギュラリティとAIは人々の死生観にどんな影響を及ぼすのだろう…
うーん、ぽっくり死にたい。
ちなみに今日本屋で最後に立ち読みした本は「ポックリ死ぬためのコツ」でした。