ボランティアに喜んで参加する人をどう思うか

「ボランティアするやつって、どう思う?」

 

昨日、不意に友達にこんなことを訊かれた。

 
そんなん自分の時間なんだし、好きにやったらいいんじゃない?

その場ではそう言って終わったのだけど、
その後なにか引っかかってモヤモヤしていたので

考えたこと書き出しておこうとおもって今これを書いている。

 

友人の質問の意図としては、自分が自由にできる時間を
(時間が余っているわけでもないのに)
無報酬の労働に充てるやつが理解ができない。

みたいなノリだったと思う。

 

断っておくと、自分はこれまでボランティア活動というものを

したことはほとんど無い。

せいぜい子どものころの町内会の草刈りとかそんなレベルである。
今のボランティアを取り巻く状況とか見識もまったくない。

 

ボランティアに参加することで

誰かの役に立つことに喜びを見出していたり、

普段の生活では得られない充足感をめっちゃ感じたり、

なにか知識や学びを得る目的でやってるなら、

別にいいのではないかとぼくは思っている。

 

フェスとか営利イベントにボランティアで参加するのは、
なんだかフェス好き人間の好意につけこんでるというか、

やりがい搾取なかんじがして好きじゃないなーと思うが、

それはまた別の話。

 

ただ、だれかの役に立つ、貢献するのはいいことだろうけど、
「役に立ってる自分には価値がある」みたいな

感覚があるのであれば、注意したほうがいいんじゃないだろうか。

 

もしそんな考え方をしていると、
ボランティアなり仕事なり、

自分が役立っていると思うことができなくなると
「自分は生きる価値が無い」という思考になる。

 

人はただ在ること、生きていることに価値がある。

なにもしなくてもいい。

生きているだけで、いい。

 

ボランティアに関わらず仕事でもなんでも言えると思うけれど、

それを始めた動機や、どういうエネルギーでもって続けるかで、

同じことをしていても、その人ごとに得られる結果なり現実は

変わってくると思う。

そのあたりはまた時間があるときに考えてみたい。