同じものをどれだけ食べ続けたら

土曜日のオフィスは人が少なくものすごく静かだ。

 

昨夜催された社内イベントの残り物のスイカが冷蔵庫にあったが、誰も食べる人もいなそうだったので引き受けることにした。

 

スイカを食べるのは本当に久しぶりだった。

ここ2〜3年まともに食べた記憶がない。(スイカどころか果物自体あまりとった思い出がない)

 


スイカを食べながら親父のことをぼんやり思い出した。

うちの親父はガキの頃にかぼちゃとすいかを死ぬほど食べさせられたらしく、スイカとかぼちゃが嫌いなようだ。
大人にになってかぼちゃとスイカはまったく食べていいないらしい。
実際、自分も物心ついてからおやじがスイカを食べる姿をみたことがない。
母も心得ていて、かぼちゃの料理を親父に出したりはしない。

 

見たくもないほど、嫌いになるほど食べさせられるとはどの程度なのか、想像がつかない。

ぼくは幸か不幸か、死ぬほど同じものを食べ続けることを強制されたような経験はないので、食べ続けたことが原因で嫌いになった食べ物はない。

最近だとトロピカーナの250mlパックにはまっていて毎日2本飲んでいる。飲みつつづけておよそ一ヶ月が経とうとしているが、今のところ飽きることなく飲んでいる。


パンも大好きで玄米おむすびを買わなかったときはだいたいパンを食べている。
もう5〜6年パンを食べ続ける生活を続けているが、今もパンは大好きだ。

菓子パンとか甘いパンは好きでないのでもともと食べない。
ハードなふつうのパン、プレーンなやつとか、あとはチーズやらパンやらベーコンが挟んであるものを特に好んで食べる。


バゲットは毎日食べても多分飽きない自信がある。
市販の柔らかいパンは食べないけれど、街のベーカリーで売ってるパンはたいてい好きだ。
小麦の良し悪しがわかるような特殊能力もないが、そもそも行くお店がそういう素材にこだわっているお店に限られている

(立地など総合的な点からみても単価が高い店が多い)
よく考えたらクロワッサン1つに320円だすとかアホだな、と思わないこともないけれど
(City Bakeryのプレッツェルクロワッサンは320円する)まぁ美味いしいいかとも思う。

 

話がずいぶんそれた。人はひとつのものを食べ続けるとその食べ物が嫌いになるのか、
という話だった。

食べ続けた期間だけでなく、どのような質のものを食べ続けたのか、みたいなところもあるだろう。
ぼくの母親は弟が生まれつき病弱ということもあって、食べ物には本当に気を使っている。
野菜に関しても極力有希無農薬を選んでいたようだ。
一時期は家の裏で畑を耕し、食卓にでる野菜の8割を自給していた時代もあった。
そんなわけでぼくは家においてまずい野菜というのを食べた記憶があまりない。

 

まずいものを食べ続けされられたらなにか拒否反応が生まれるのは必然じゃないだろうか。