スーパー銭湯巡りをしたい。

先日大江戸温泉に行ってみたら、非常に良かった。

良かったというのは、心身によい影響があった、という意味でだ。

 

普段湯船には使わずシャワーで済ませてしまうことが多い。

母親によく「湯船につかるんだよ。シャワーだけじゃだめよ」と言われる。

 

風呂につかる機会というと、

本当に友人と温泉にいったりとか、

会社で合宿いったときくらいしかない。

 

大江戸温泉ではでかい湯船につかって、露天にもつかって、

サウナにはいって、

そのあと水風呂はいって、

風呂あがりにコーヒー牛乳を飲んで、

寿司をあてに八海山をちびちびやって。

 

ひっっじょ〜〜〜〜〜〜〜〜に開放的だった!!

 

大江戸温泉は6月はじめの平日にいったのだけれど、

明らかに外国人環境客が多かった。

 

多分客の5〜6割は外国人だ。

聞こえてくる言語も中国語、韓国語、英語、仏後…様々だ。

館内の従業員はあまり英語対応はあまりできていないようだった。

大江戸温泉、外資に買収されたときいたけれど、

中身が大幅に変わったとか、そういうわけではなさそうな感じ。

 

マッサージを受けたのだけど、マッサージ師?

(資格とかあるのかどうか不明 多分もってない)は

全員中国人ぽいかんじの中年男女ばかりだった。

 

ぼくを担当してくれたのも人の良さそうなおじさんだった。

お金いくらもらってるんだろうな〜

料金は足もみ&全身コース45分で5,300円だったと思う。

 

kindle読みながらおでんをつついたり、

八海山片手に寿司をつまみながら行き交う人々を眺めていた。

聞こえてくる会話が明らかに日本語より外国語のほうが多くて、

本当におれは日本にいるのか!? 勘違いするレベルだった。

 

そんで、風呂が最高に気持ちいいことをあらためて実感したので、

せっかく温泉いっぱいわいてる国に住んでるんだから、

もっと色々いってみよう、と思った次第です。

 

とりあえず次はさやの湯処に行く予定です。

 

オススメの銭湯などありましたらぜひおしえてください〜!

 

 

 

同じものをどれだけ食べ続けたら

土曜日のオフィスは人が少なくものすごく静かだ。

 

昨夜催された社内イベントの残り物のスイカが冷蔵庫にあったが、誰も食べる人もいなそうだったので引き受けることにした。

 

スイカを食べるのは本当に久しぶりだった。

ここ2〜3年まともに食べた記憶がない。(スイカどころか果物自体あまりとった思い出がない)

 


スイカを食べながら親父のことをぼんやり思い出した。

うちの親父はガキの頃にかぼちゃとすいかを死ぬほど食べさせられたらしく、スイカとかぼちゃが嫌いなようだ。
大人にになってかぼちゃとスイカはまったく食べていいないらしい。
実際、自分も物心ついてからおやじがスイカを食べる姿をみたことがない。
母も心得ていて、かぼちゃの料理を親父に出したりはしない。

 

見たくもないほど、嫌いになるほど食べさせられるとはどの程度なのか、想像がつかない。

ぼくは幸か不幸か、死ぬほど同じものを食べ続けることを強制されたような経験はないので、食べ続けたことが原因で嫌いになった食べ物はない。

最近だとトロピカーナの250mlパックにはまっていて毎日2本飲んでいる。飲みつつづけておよそ一ヶ月が経とうとしているが、今のところ飽きることなく飲んでいる。


パンも大好きで玄米おむすびを買わなかったときはだいたいパンを食べている。
もう5〜6年パンを食べ続ける生活を続けているが、今もパンは大好きだ。

菓子パンとか甘いパンは好きでないのでもともと食べない。
ハードなふつうのパン、プレーンなやつとか、あとはチーズやらパンやらベーコンが挟んであるものを特に好んで食べる。


バゲットは毎日食べても多分飽きない自信がある。
市販の柔らかいパンは食べないけれど、街のベーカリーで売ってるパンはたいてい好きだ。
小麦の良し悪しがわかるような特殊能力もないが、そもそも行くお店がそういう素材にこだわっているお店に限られている

(立地など総合的な点からみても単価が高い店が多い)
よく考えたらクロワッサン1つに320円だすとかアホだな、と思わないこともないけれど
(City Bakeryのプレッツェルクロワッサンは320円する)まぁ美味いしいいかとも思う。

 

話がずいぶんそれた。人はひとつのものを食べ続けるとその食べ物が嫌いになるのか、
という話だった。

食べ続けた期間だけでなく、どのような質のものを食べ続けたのか、みたいなところもあるだろう。
ぼくの母親は弟が生まれつき病弱ということもあって、食べ物には本当に気を使っている。
野菜に関しても極力有希無農薬を選んでいたようだ。
一時期は家の裏で畑を耕し、食卓にでる野菜の8割を自給していた時代もあった。
そんなわけでぼくは家においてまずい野菜というのを食べた記憶があまりない。

 

まずいものを食べ続けされられたらなにか拒否反応が生まれるのは必然じゃないだろうか。

 

 

はっぴんえんどと大瀧詠一の記憶

物心ついてはじめて聞いたのは大瀧詠一のさらばシベリア鉄道だった。

大瀧詠一が歌っているバージョンだ。
もともとは太田裕美が歌ってるみたいだけど、知らなかった。
5歳か6歳か、佐賀のばあちゃんちにかえったときに聴いた。
その時親が乗っていたパルサーのなかでも、カセットできいたかもしれない。

もちろんそのときは曲名も大瀧詠一のことも知らない。

「冬の旅人」の歌だと思っていた。

メロディも歌詞も強烈に脳内に焼きついた。

「さらばシベリア鉄道」は定期的にぼくの脳内で流れることになった。

中学、高校生くらいになって「あれはなんという曲だったか」ずっと気になっていた。

 

時はながれて、19歳のころだろうか。
日立のブックワンではっぴんえんどのトリビュートアルバムに出会った。
空気公団とかスピッツとか好きなアーティストの名前が見えたので興味を持って買った。


はじめはジャケットの淡いパステルの雰囲気から

空気公団のアルバムのように思っていたように記憶している。

つまりはっぴんえんどをそもそも知らなかったということだ。

アルバムを聴いたあとも空気公団のアルバムと勘違いしていた節がある。

(その頃すでにネットは出現していたがぼくはまだ使っていなかった。)

 

今、手元のiPodを眺めてみたら、

昔のぼくは多くの曲に感慨をもたなかったようで
スピッツの「12月の雨」、くるりの「あやか市の動物園」。
空気公団の「いらいら」My little loverの「風をあつめて」の4曲しか入っていなかった。

今あのトリビュート盤が手元にあるかどうかはちょっと怪しい。
手放したように思う。

 

更に時を経て、ぼくが世田谷の上町に移ってきてしばらくたったある冬の日、
母親に「昔聴いていたあの冬の旅人の曲はなんというのだっけ?」と聴いて

曲名と歌い手の名前が判明した。

(もしかしたらもう少し前に聴いていたかもしれない。)

 

知っている曲とかピンときた曲で松本隆作詞の曲は多いけれど、
大人になるまでだれが作詞したのかあまり気にしたことはなかった。
さっき調べてみたらさらばシベリア鉄道もやっぱり松本隆が作詞していた。

 

細野さんはあまり知らなかった。
坂本龍一の過去の作品をさかのぼったときにYMOでうっすら知ったり、
なんとなくトリビュートを買って知ったり、という程度だ。

大瀧詠一は声が好きだったが「さらばシベリア鉄道」以外の曲はあまり知らなかったし
積極的に聴こうとも思わなかった。

 

なんでまたこんな思い出を書いているのかというと、
草野マサムネが歌う「水中メガネ」にうっかり涙してしまったからだ。

 

 

最近聴いたアルバム

最近聴いてよかったアルバムメモです。

 

【凡例】

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★★★★★…グッと来た!
★★★  …いい曲が1〜2曲入ってた
★    …しばらくは聽かないかな〜
旧    …旧譜

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よかったやつはだいたいTumblrでシェアしているので、

音源だけ聴きたい人はタンブラでみてもらったほうが早いやも。

 

#1. Nosaj Thing / Fated  ★★★★★ 
 音の引き算のすばらしさよ。わびさびを感じる1枚 
 タイコクラブのactも良かったみたいですね。
 


Nosaj Thing -Let You - YouTube


#2.George FitzGerald / Feding Love ★★★ 
 クラブミュージックにくくられる人ではあるものの

 フロア向けの曲はそこまで多くない気も。

 アルバムのタイトルは「ロマンティックな恋愛関係の崩壊」と

「彼自身の複雑な実生活とは全くリンクしない音楽への興味が薄れたこと」から

 名付けられたんだそうな。
 
#3.starRo / Emotion  ★★★
 いろいろ実験的なこともしつつメロウな部分もあっていいです。

 ちゃんと聴けてないんだけどスルメかも。

 ちなみに日本人なんだそうな。逆輸入アーティスト的な。

 音源を購入した翌週にTSUTAYAの新作レンタルでふつうに出てた…

 


Tainted - StarRo x Jarell Perry - YouTube


 
#4.Moon Ate the dark / Moon Ate the dark Ⅱ ★★★★★ 
 これはスルメ 夜中にスピーカーで聴くことをオススメします。

 

 

#5.Mamford and sons / Wilder Mind ★★★★★
 ガラッと変わったなーというのが率直な感想。エモい!

 


Mumford & Sons - The Wolf (Official Audio) - YouTube

 

 

#6.Laplux / Lustmore  ★★★★★
 このアルバムも夜にしっぽり聴きたい系。官能的です。

 


Lapalux - Closure (feat. Szjerdene) - YouTube

 

 


#7.Jemie XX / In Colour  ★★★★★
 フューチャリングもの2曲(Romy,Oliver Sim)がめちゃんこいい。
 全体的にクオリティたけぇ。踊れます。

 


Jamie xx - Loud Places (ft Romy) - YouTube

 
 
#8.Will Samson & Heimer / Animal Hands ★★★★★
 ダブな要素もありつつポップ。中毒性高い。

 

 

 

#9.Hammock / Depature songs  ★★★★★ 旧
 聴いたあと全能感バリバリになる1枚
 宇宙と一体になりたいときとかに聴くといいんじゃないでしょうか。
 タイトル負けしていない期待を超える1枚。

 

 

#10.Henning Schmiedt / Wolken ★★★★ (旧)
 2枚目のピアノ作品

 電子音をいいかんじで溶けこませる作品はこれから始まってるぽい。
 ジャケットがいいよ。

  
 こうしてみると★5ばっかじゃねーかってかんじだけど、
 テンションのあがる曲以外は興味ないし、買わないので。

 

ひとつでも気に入るものがあったのなら、重畳であります。

高城剛のトークライブに行ってきたよ

高城剛トークライブへ行ってきた。

ちょっと時間があいてしまったけど、メモ書きと感想を書いておこうと思う。

 

「旅は、人を幸せにするのか」というテーマで90分の予定。

渋谷公会堂は想像より広く、そして席は見事に埋まっていた。
1Fが1,235席+2F 849席なので計2,083席が埋まっている計算になる。
2Fは満席でなかったかもしれないが、1Fは間違いなく埋まっていて、
2,000人超きたらしい。入場無料である。
メルマガ会員限定の招待のはずなので、
メルマガをとってるひとはこの20倍は余裕で超えそうだ。

 

ちなみに写真撮影録画録音すべてフリーだった。

(フラッシュだけ注意して、と主催者が話していた。)

入場時も特に当選メールを見せるみたいなことはなかった。

 

きている客は様々だったが、学生らしき若者がいた。

あとは色の黒いめっちゃ遊んでいそうなおっさんとか。

スーツ姿のおっさんもけっこういた。

実際ぼくの隣の席も仕事帰りと思われる(けっこう礼儀正しそうな)おっさんだった。

隣の席のおっさんはトークライブがはじまるまで英字の本をずっと読んでいた。

そのさらに横もスーツのおっさん二人組だったが、

こちらは写真をとったり談笑したりの普通の感じだった。

遠方からきてそうな人もちらほらいた。

やはり男性が多い印象があるが、女性もけっこういた。

割合は6:4くらいじゃなかろうか。

 

高城剛は白シャツにネイビーの短パンでやってきた。
声は朗々と明るく、元気があった。
ちなみに時間は90分だったけど、水も飲まずずっとしゃべりっぱなしだった。
しゃべるの得意だし好きそうだ。

 

話の内容としては

・近況(最近行っていたブルックリンの状況)
・おすすめの南の島々

・なぜ南の島は人を幸せにするのか、
・自分の島を見つけて欲しい

といった話に進んでいった。
メルマガとかぶっている内容も多かった。

 

興味ぶかかった内容を以下に列挙列挙ォ!!

 
・ブルックリンはマンハッタンの生活に疑問を感じたり

 嫌気を感じた人々が移り住んでできた街。
・元々倉庫街でビルがないので、空が広い。
・鉄道が南北に伸びていない。移動手段は自転車が多い。

・アメリカ和牛(種牛を日本から運び、ブルックリンで放牧する)
・イタリアからエスプレッソを輸入して新しいコーヒーをつくったように、
 抹茶をブルックリン流にアレンジ(高城剛はRemixと表現)して新しいものを創りはじめている。
 高城剛は抹茶はおいしい、と感じていた。

・ブルックリンも物価が上がり始めていて、

 (企業がマルシェに投資をはじめているらしい)
 元からいた人や早く移住してきた人はさらに移動しているらしい。

 

・ステルススターバックスが存在する。
 公にはスターバックス資本であることを公表していないが、
 客にバレるとこっそり看板をだす。


 
・ブラジルのフェルナンド・デ・ノローニャ島ははじめ国が管理していたが、
 客が増えればOKだろ、という考えで経営をしていて全然客が増えなかった。
 ある民間企業(金持ち)にまかせたところ
 「客層を富裕客に絞ったほうがいい」という発想で、入島料をとりはじめ、
 (ビーチにはいるにも予約が必要らしい)

 客層を限定しはじめてうまくいっているらしい。
 よい客が集まる(集める)と、サービスはよい方向に継続していけるらしい。
 客筋は大事だという話につながる。
 
 ・時代は大旅行時代、10年後はLCCも発達しさらに観光客の数は増える。

 人が多くなると島の開発も増えたり環境が変わるので、今から旅をはじめるべき。

 

・2015年末にはタイ・ドイツ間を99ユーロで飛ぶLCCが飛ぶ 

 

・幸福を感じる度合いは年収が250万円から500万円に変わっても9%しか変わらない。

 

・全米家電協会が2010年に『クリスマスに望むものはなんですか?』
 というアンケートをとったところ、
 アンケートの結果…1位は、「幸福と平和」!!

 

・弱った全米家電協会、2011年に再度同じアンケートをとった結果、

 1位は(「幸福と平和」と僅差で)「iPad」(笑)

 

・「ぼくも『幸福と最先端のデバイス、どちらがほしいか?」と訊かれたら、揺れます笑」
・「ぼくはね、両方だと思っています。この時代に生きていて、モノを完全になくすことはできません。」
・「ぼくもなにかデバイスを使うことで写真を撮れたり、皆さんにお話ができています。」

・「僕の理屈は非常に簡単で、持っていけちゃうものなら全部買う。持っていけないものを買いすぎるから『余剰』になるわけす。」


・日本の家電業界が厳しいのは、『テレビ』という『持っていけないもの』を高額で売っているから。

 

高城剛本人の中でもまだまだ欲しいものは買いたい、という物欲がある自分と
 物質からもっとフリーになりたい、という自分とのせめぎあい、葛藤がある。

 


ヒンドゥー教では十字路には悪魔が降り立つよくない地形と信じられていることから、
 街はT字路が多い。信号もないのでバスがくると混雑して渋滞の原因になるらしい。
 以前は30分で行けた距離がいまでは5時間くらいかかるとのこと。
 こういうことが他の場所でも起きてくる。

 

ギリシャの島には電話もネット予約もなく、
 予約をするにもそのお店まで行かないといけないレストランがあるそうな。

 

・幸福を感じさせる脳内麻薬・セロトニンは太ももを動かすことでも分泌される。
 歩く・移動すると幸福度が増す。

 

・自分の島を見つけなさい、という話。
・計画をするだけでも楽しくなる。
 まず計画しましょう、という話だった。


自分の島をみつけろ、といわれ、

今、自分の知っている島々の中からチョイスをするのであれば、

イビサかなぁという結論に。
控えめにいってもこれまで面白い遊び方というのをほとんど経験してこなかったので、
ぶっちぎりに楽しく遊ぶ人々とはどういう人種なのか、見てきたい。
できれば自分も楽しんできたいよね。


ボラカイとかパラワンとかは、旅慣れてないと厳しいんじゃないか、
みたいな勝手な恐れがある。

 

経験が人を幸せにするのであれば、

多くの経験ができるようなライフスタイルがよいのか
多くの経験というと曖昧だけれど、
ぼくは「多くの違う場所で普段食べないものを食べ、話したことのない人の話をきき、したことのないことをする」と解釈する。


毎日ちがうベッドで寝て、違うものを食べられる生活をするには

どうすればいいだろう?

 

 

森の図書室で音楽係をしてきたよ

先週森の図書室で音楽係をしてきた。

 

たいへんたのしく面白かった。

 

 

だけだと小学生の日記になってしまうので、

つらつらかいていこうとおもう。

 

もともと森の図書室はCampfireで知って、ぼくもお金を出したのだけれど

出資のリターンに一日室長ができる、みたいな特典があってそれを使ってなかったので、

やりたい、と森さんにメールしてやらしてもらった。

 

 

元々森の図書室のBGMには少し不満を持っていて、

あんまり本を読むのに適したBGMがかかったところにでくわしたことがない。

いつも洋楽のどメジャーかつアッパーなやつ( Cold Play・Duft punkなどなど)や

MISHAのカバーがかなりでかい音量でかかっていた。

 

ぼくも当日

スタッフのみのっちにも「もっと音量でかくしていいですよ」と言われたのだけど、

実際いついも音量はでかい。

 

なので、読書していてもそんなに気にならない、

それでいてまた来たくなるような、

ちょっとよい雰囲気になるような音楽を選曲してきました。

 

本当はPCをもっていってやるつもりだったけど、

家を出る直前になってPCが起動しないというトラブルが。

しかたないのでiPodとCDで音源をもっていくことにした。

 

 

で、音楽係をやった感想としては

・音響設備ちゃんとあるところでそれなりの音量で大好きな音楽を流すと

 

 さいっこーーーーーーに気持ちがよい!

 

 The Album leafのIn a Safe placeからも南極か流したのだけど

 Window→Thuleの流れとか何度きいても本当にいいですよね。

 

 お客さんはそこまで多くなかったけど、

 「BGMがよくなかった」みたいな理由で

 お客さんを遠ざけるような結果にはしたくなかったので、

 音量とかはちゃんと気を使いましたよ。

 

 この日は一日なにも予定がなかったので

 昼夜ずっといてラストまで好きな音楽をかけていました。

 この日夜に入っていたスタッフのお兄さんがいらしていたのだけど、

 「BGMよかったですよ」と好評いただいたようで一安心。

 

昼間はピアノ曲を中心におだやかなやつを、
夜はエレクトロニカ路線ではじめつつ、
夜がふけるにつれてムーディーなやつとかジャジーな曲を中心に流しました。

以下メモ

 

- 昼の部 -

Akira Kosemura / Departure
F.S. Blumm & Nils Frahm / Lichr-Tell
F.S. Blumm & Nils Frahm / Ten
Akisai / Line
Aus / Sora
Aus / Halo
Aus / Stargazing
Penguin cafe / Solalis
Penguin cafe / And Yet…
Penguin cafe Orchestra / Jeffes:Pertetuum Mobile
Henning Schmidt / WanderSchuhe
Henning Schmidt / Ein neues Lied im Kopf
Henning Schmidt / Dann kam das Lied No. 3
Henning Schmidt / Schneller gehen
Henning Schmidt / erinnerung
Pino / Otto A.totland
Tamas Wells / Bandeges On The Lawn
Tamas Wells / Vendredi( Live )
Nils Frahm / You
nunu / Chocolat
Moshimoss / Your New Era
fennesz+sakamto / haru
My Autumn Empire / The Playing Fields
Pascal Pinon / Þerney (One Thing)
Pascal Pinon / Somewhere
Au Revoir Simone / Lucky One (Kyte Remix)
Ulrich Schnauss / Nobady's Home
Radical Face / Wrapped in Piano Strings
Death Vessel / Isra Drown
Efterklang / Dreams today
Peter Broderic / it's start here
Mum / Green grass of tunnnel
コトリンゴ / こんにちは またあした
高木正勝 / Perpetuum mobile
Nils Frahm / Over There It's ranning
Aspidistrafly / Gensei
Jose Gonzarezs / With the ink of a Ghost
Bibio / Down to the sound
A winged victory for the sullen / We Played Some Open Chords
惑星のかぞえかた / 少年少女

 

- 夜の部 -

Jonsi & Alex / Daniell In The Sea
Evenings / Babe / LP未収録 -
Letherette / After Dawn
Jon Hopkins / I Remember / Exclusive Yeasayer cover version -
David Holmes / Hey Maggy
Alela Diane / Lady Divine
Four Tet / Gillie Amma I Love You
School of Seven Bells / Connjur
Peter Broderick / And It's Alright / Nils Frahm Remix -
Flica / Lucid Dream
Helios / Hope Valley Hill
The Album leaf / Micro Melodies
Monoline / Wordless
Helios / The Toy Garden (liveVer.)
Ametsub / Snowly Lava
Ametsub / 2cat
Tycho / Hours(Teen DazeRemix)
Teen Daze / Ice on the Windowsill
Balam Acab / Motion
The Album leaf / Window
The Album leaf / Thule
Moderat / Damege Done ( Silinder Remix )
Beacon / Into the Night
Beacon / Bring You Back
Beacon / Studio Audience
Mint Julep / Chasing The Wind Catching The Shadows
Mint Julep / Aviary
Bonobo / Pieces
Bonobo / Tem Tigers
Mint Julep / Save your season
Mice Parade / Tales of las nagras
Miaou / Own your colors
Electric President / Feathers
Bon iver / Perth
jaga jazzist / Toccata (Mungolian Jet Set Remix)
LUUUL / L'Ete Prochain
The Notwist / Good Lies
Phantgram / Nightlife
Mmoths /Heart (feat. Keep Shelly In Athens)
Nosaj Thing / Try ( feat.Toro Y moi )
Lymbyc System / Prairie School
Lymbyc System / Truth Skull ( Bibio Remix)
Telefon Tel Aviv / Fahrenheit Fair Enough
S.Carey / Creaking
Rhye / The Fall
The Internet / Shadow Dance
Milosh / Jetlag

 

頭文字が同じアーティストが続いているのは気のせい。。。

Taylor McFerrinとかTeebsもプレイリストに入っていてかけたかったけど、最後までかけられず。
(お客さんもいなかったので11:30を待たずに店じまいになった。)

またやりたいなー

 

 

 

ある定食屋の風景

昼も遅い時間に、そこそこよく行く和食屋で昼食をとった。

 

食べログでの評判は普通だが、

ぼくは割と気に入っていて時々行く店だ。

席についた瞬間、壁に貼ってあった「鰆」の文字が視界に飛び込んできたので、

つい鰆の定食を頼む。

 

ぼくは和食が大好きだが、焼き魚を出す店へ行くと

魚をきれいに食べることに集中するあまり、まわりを見ることがほぼない。

ところがこの日はいつもと違って、なぜか周りを見渡す余裕があった。

 

調理場を含めても5坪もないであろう狭い店内にはOL二人組と、

工藤静香似の上品な女性と、ゆったりしたデニムシャツに

同じ色のバケットハットをかぶったロンブー淳に似た兄さんのカップル、

そして金髪にちょびひげを生やしたダンプ松本似のおじさんがいた。

 

すぐ左前の席に横並びに座っていた30代前半と思われる

静香と淳のカップルは、ほとんど会話らしい会話もなく、

静かに料理が来るのを待っていた。

 

料理が運ばれてきたあとも、ふたりは音もたてず静香に食事をしていた。
淳は神妙な面持ちでお櫃の米粒を箸ですくい取っていた。
静香もしゃもじについた米粒を箸でかきとっていた。

 

壁際の席に座っていたダンプ松本似のおっさんは
「ずぞぞぞーっ」と音を立てながらお茶漬けをかき込んでいた。

 

OL2人はぼくの後ろのテーブル席に座っていて姿は見えなかったが
「えっ、たかまつさん、ちょっとお茶飲み過ぎじゃないですかぁ」とか、
食後のおしゃべりに余念がない。この狭い店内では十分かしましい声量である。

 

少し経って、ぼくの前にも鰆を焼いた定食がやってきたので、
姿勢を正し、茶碗をとって、旬の味覚を楽しみつつ、

ひきつづきカップルのほうを眺めていた。

 

ほどなくカップルはきれいに料理を平らげた。

淳は静香から千円札を受け取り、会計を済ませた。


淳は帰るとき「ありがとう。ごちそうさま。ありがとう。」
と言いながら店を出て行った。
「ごちそうさまでした」はわりと言うけれど、
「ありがとう」と言う人は珍しいなぁと思った。

 

格好はちょいワルな兄さんだったが、
振る舞いは落ち着いていて、どこか上品さすら匂わせた。

 

カップルが食事を終えるのと前後してストライプのスーツを着た、

阿部寛とラーメンなんでんかんでんの社長を足して2で割ったような

細長いおっさんが1人で入ってきた。
おっさんはマグロ中落ちを食べていた。
おっさんはスマートフォンの画面をみながら食事をしていたが、
お櫃に米粒をぐわしっとこびりつかせたまま、

すぐに食事を終えて店を出て行った。
(ぼくよりも早く食べ終わった。)

 

時計の針は午後3時を過ぎようとしていた。

 上品な淳と静香の顔はもう思い出せなかったが、

ダンプ松本おじさんと、

阿部なんでんかんでん寛の顔だけが鮮明に脳裏に焼き付いていた。